今日も高速道路を走る。荷物を積んだトラックに乗って、スピードを出していく。なぜなら俺はトラックドライバーだからだ。

トラックドライバーってのは、ただトラックに荷物を積んで、それを運ぶだけだと思っているかもしれない。他にもやることはあるんだが、他の仕事ってのも、荷物をトラックで運ぶための準備や片付けだ、だいたいは。だからまあ、トラックで荷物を運ぶだけってことかもしれない。単純なんだ。

 

まあ運転したことがある人間ならわかると思うが、本当にクタクタになってしまうと、運転がままならない時がある。ましてや高速道路には信号はないし、道もゆるやかに続いている。眠くなっちまうことがある。そんな時には栄養剤を飲んだり、家族の顔を思い出して、なんとか踏ん張ってるよ。事故を起こしたらとんでもないからな。

 

トラックドライバーの楽しみの一つには、パーキングエリアがある。日本のあちこちに行ったんだが、どこのパーキングエリアも飯がおいしいのよ。たこ焼きとかフライドポテトとか、軽食の食べ物がおいしい。店を構えてるうどんやそばも美味しくて、運転中も食事のことばっかり考えてる。

おいしすぎるあまり、運転中に注意が散漫するのがよくないんだが。パーキングエリアって、かなり地方色を出してくる。地方でしか売っていないお土産や、名産品を売っている。俺なんかは元来、旅が好きだ。ドライバーになるまえから色々巡っていたもんだ。だけどよ、俺も金を稼がなきゃいけねぇし、色んな場所にも行きたかったのよ。そんな俺にはうってつけだ。金が稼げてあちこちに行って回れる。もちろん会社に指定された場所に限るが。それでも多くの場所に行けるし、パーキングエリアでは名産品を買うことができる。それを持って帰れば家族も喜ぶし、いいことが多いんだ。つくづくトラックドライバーやってて良かったって思うよ。

 

トラックってのは、運転席の場所が少し高いんだ。普通車の運転席と比べても高いし、地面に立っている時と比べても高い。俺はその場所が好きなんだ。少し高いところから世界を眺められるっていうか、遠くまで見渡すことができる。トラックの運転席に座っていると、世界が広く感じられるんだ。だからいつも以上に冷静になれるし、落ち着くんだ。それに、トラックの荷物も自分で降ろしたりするから、筋肉が維持されるんだ。学生時代から体重は変わってないし、サラリーマンになってぶくぶく太った友人を見ると、可哀そうに思えてくるよ。トラックドライバーは体格の維持にも効果的なんだ。

 

とは言え、トラック運転手を引退した後は、フィットなどのコンパクトカーに乗りたいかな・・・

そうそう、フィットの情報サイトとしておすすめはこれだ。

http://fit-mania.com/

俺はトラック運転手になって17年になる。

この仕事に就くまではいろんな職を転々として全く落ち着きが無かった。

すぐに次の仕事は見つかるんだけど、なかなか長続きがしねえ。

昔っからケンカ早くてすぐに親方や仲間ともめ事起こしてしまうのも長続きしねえ原因の一つなんだけど、それだけじゃねえんだ。

俺が本当にやりたい事じゃなかったからなんだ。

だけどそんな時に出会ったのがこのトラック運転手さ。

 

昔から単車や車を運転する事が大好きだったからこの仕事に就いてからは会社を辞めようんて気も起きねえし、寧ろ死ぬまで続けたいくらいだ。

トラック運転手をしていると大変な事も沢山ある。

やっぱり一番は長距離の運転だ。

そりゃずっと運転していれば眠くもなってくるし、疲れてもくる。

でもそんな時は家で待っている母ちゃんとチビの写真を観るのさ。

すると眠気も疲れも拭き飛んでしまうんだ。

この仕事をしていると何日も帰れねえ日も続くさ。

でも毎日帰れねえ分、帰った時の嬉しさは半端ねえ。

数日見なかっただけで大きくなっているチビの成長が俺にとって一番の生甲斐だ。

でもよこの仕事楽しい事もあるんだぜ。

 

一つは色んな人に出会える事だ。

世の中には俺がまだ関わった事がねえ人も多くいる。

その地域によって人もそれぞれになってくる。

そんな多くの人達と出会う事で、俺の知らない事を色々と教えてくれるんだ。

仕事で各地廻っているだけで、いろんな人から教えてもらえるなんてまさに一石二鳥だろ。

学が少ねえ俺にとっちゃ有難い事だ。

 

そしてもう一つあるんだ。

それは各地の美味しいもんが食べられる事だ。

トラック運転手をしている俺にとって飯は外食がほとんどだ。

だけどその地域にしかねえ名産品とかを食えるんだ。

しかもトラック運転手仲間からの裏情報で雑誌とかには載っていない隠れた店等を教えてもらう事だってあるんだぜ。

 

そんな店で絶品な味を楽しめるのもトラック運転手ならではの特権なんだぜ。

今までで一番美味しかったのはやっぱり北海道で食った海鮮丼だったな。

ネタは大ぶりで新鮮だったし、何より安さに驚いたよ。

北海道までの運転だったらいつでも俺に頼んで欲しいくらいだよ。

でも今度行く時は、母ちゃんとチビも連れていきてえな。

いつも家で俺の無事を願ってくれているから家族奉仕がしてえな。

俺はこの体が続く限り、トラック運転手をしていくぜ。

何故なら俺にとってこの仕事こそが転職なんだから。

今日も安全運転で出発するぜ。

俺のオヤジはトラックの運転手だ。
俺は昔から大きなトラックを乗るオヤジをかっこいいと思っていた。
おふくろはいつもオヤジを気遣っていたし、オヤジは家にいる時は俺ら子供とよく遊んでくれた。
すごく仲がよくて、自慢の家族だった。
俺はオヤジに憧れていたんだ。

高校を卒業してからは俺もオヤジと同じトラックの運転手になった。
時間が不規則な仕事で、初めは辛い時もたくさんあったけど、今では随分と慣れてきた。
トラックの運転手をしていて良かったと思う時は、女の子達にきゃーきゃー言ってもらえる時かな。
でかい車に乗ってて、地理に強いときたら女の子は惹かれるらしい。
それと、給料もそれなりと思っているらしい。
だが、実際はかなりきつい(-_-;)
俺も昔は朝も夜も働くからには、それなりに金があるものだと思っていた。
現実は甘くないなぁ〜。

そんな俺も結婚し、嫁をもらった。
相変わらず金はあまりないが、まずまずの暮らしができている。
翌年には子供も産まれた。
女の子だ。
めちゃくちゃかわいい。
嫁と子供のために頑張ろうと思って、新しくトラックを購入した。
金はなくてもトラックは買えちまうもんだな。
ローンはまだまだ長いけど、トラックに娘を乗っけて走るのが今の俺のささやかな夢だ。
そのためにトラックはピンクにした( *`ω´)
嫁も育児をしながら、俺のことを気遣ってくれている。
できた嫁で俺は幸せ者だと思う。

最近ふと思うんだ。
昔オヤジが築いた家庭を、俺も築けるだろうか。
嫁がいて、子供がいる。
トラックもある。
あとは俺が立派なオヤジになるだけだ!
とは思うけどなかなかできない。
家に帰ってきたら疲れて寝ちまう。
休みの日はパチンコだって行きたいし。
家族を大事にするって思っていた以上に難しいんだな。
1人で高速を走ってる時は娘の顔だって浮かぶのに、家に帰って泣いてる顔を見ると疲れが一気に押し寄せてくる気がしちまうんだ。
俺はまだまだ小さい男なんだ。
でもくじけてばかりもいられない。
がんばれ俺!
がんばれ俺!!
そうやって奮い立たなきゃいけないんだ。
だって俺には家族がいる。
大事な大事な家族が。
家族で旅行いって、今度は娘に褒めてもらうんだ。
パパ運転上手だねって。
パパどこでもよく知ってるねって。
思い浮かべただけでも顔がにやけるぜ(´∀`*)
娘のためにかっこいいオヤジ目指して頑張るぜ!
いつか運転手でも、男ででも、オヤジでもオヤジを越えてやる。
まだまだ先は長そうだな。

俺がトラックに乗り始めた理由なんて、たかが知れている。中卒だからだ。学歴がない。

そんな男にできる仕事なんてトラックしかないだろう?だから俺は大型の免許を取ったのさ。

金は、まあ、前の嫁が、最後に「嫁」だったときに俺のポケットにこっそりと突っ込んでったんだ。俺はその金で、大型免許を取った。

 

なぜなら俺は稼がなくちゃいけなかった。

なんせそのとき前の嫁は腹がでかかったんだ。

つまり俺の子供を妊娠してた。だけどあいつは出ていった。

酒に溺れてた俺への制裁か?そんなことを思うくらいは今は冷静だが、当時はそうじゃなかった。

毎日酒を飲んでは、前の嫁に酒を買って来させてた。正直な話だ。俺は、他にも女がいたんだ。

そのとき。なんせ前の嫁が妊娠していたから。

俺は前の嫁に、手を出しちゃいけないと、他の女を選んだ。それが間違いだったのかもしれない。

あいつは子供ができてから、生まれてくる子供のことを考えてたんだ。

俺は自分のことしか考えてなかった。

 

あいつはいろいろ考えてたんだろう。このままでいいのか。とか。生まれてくる子供のこととかを。

俺は俺で前の嫁に気を使って女を作ったつもりだった。それがあいつの心をズタズタに引き裂いたんだろう。

あいつはもう昔みたいに笑わなくなっていた。笑わなくなっていたんだ。子供が腹にできてから。

それすら気が付かないくらいに俺は酒に溺れてた。

俺はそうやって大型免許を取った。

 

次は働く会社だ。これはすぐに決まった。中学時代から世話になっていた先輩がやっていた会社だった。

初めてわっぱを回して行ったのが稚内だってのも笑えるだろう?「わっぱ回し」が「稚内」だぜ?笑えねえか。

稚内に行って思ったよ。

この仕事ほど面白え仕事はないって。

俺はどんな仕事でも受けた。

北は北海道から南は九州まで。

新潟にもいったし、鳥取にもいった。

 

だが、一番思い出に残ってるのが、新潟よ。

そこで俺は、娘が産まれたことを聞いたんだから。

あんときはびっくりしたよ。

俺も男兄弟だし、親父も男兄弟だし、じいさんも男兄弟だった。

まさか自分の子供が女だなんて思ってなかったから、女だって聞いたときは、なにがなんだかわかんなかったよな。

俺は今すぐに会いたいと思ったが、なんせ新潟にいたもんだから、すぐに会いに行くわけにもいかなかった。

ただ新潟での仕事をやっちまって、それから、生きて家まで帰らなくちゃいけなかったからな。

さすがの命知らずな俺もあんときばかりは、生きて帰らなくちゃと思ったな。

俺がトラック運転手をやっている理由はただ1つ。
常に1人でいる事ができるからだ。
過去に色々な仕事をしていたが常にずっと1人でできる仕事はトラック運転手以上のものはない。

だって普通の仕事をしていたら大声で常に歌を歌ったり、独り言を呟いたりなんて事はできないはずだ。
1人というのは最大の自由なんだ。

トイレに行くにしたって普通の仕事をしていたら同じフロアの社員の目が気になるよな?
特に異性がいると行きにくいったらないよな。
だが1人なら自分が行きたい時に自由に行けるんだ。

仕事は確かにキツイし、夏場なんか汗ビッショリで正直嫌になる事も多い。
だけど一度この自由な空間を手に入れてしまうともう他の仕事には中々就けないのがリアルな心境だ。

俺は色々な仕事を経験していると書いたがその中には同じドライバーのタクシー運転手も経験していた事もあるが、タクシーよりもトラックの方が当然1人で行動する時間も長いし、理不尽な客に直接運転中にお願い事をされる事も無いので安全面に関してもトラックの方が全然安心だ。

トラックは運転をしていない人はとても難しそうに思うかもしれないが、実はとても運転しやすい車なんだ。
何故かというと車の前の長さが無いからとにかく距離感が掴みやすいし、見通しの悪い所でも前が無いので事故になる確率も少ないし、座っている位置も高いのでとても色々な所が見やすいんだ。

トラックの運転手というと何となく荒々しいイメージが多くて、ネガティブなイメージを持つ人が多いのも現実で俺自身も昔はトラック運転手に対して決して良いイメージを持っていた訳では無かったからその気持ちはよく分かる。
だが、トラックの運転手という物流というのは日本経済にはかかせないものなんだ。
皆が普段何気なく使用しているペン、携帯、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、これらは元々そこにあった訳じゃないよな。
また購入した電気屋さんに最初からあった訳じゃないよな。
どの様な商品でもその商品を作成したメーカーが存在し、そのメーカーの工場で製作されているはずだ。
そこからその商品が勝手に歩いてくるのか?
来ないよな。
誰かが運んでやらないとその商品は市場に出る事は無いんだ。
どんなに優れた物でも運ぶ人がいないと誰も使えないんだ。

俺達は格好いい事を言ってしまうが、そういった商品を皆に運ぶ架橋的な存在だと俺は思っている。
俺達が商品を運んでいる裏に多くの人が喜んでくれている。
多くの人に役立っている。

ただ運んでいるだけと思われるかもしれないが、運ぶという事が経済を発展させる為にはとても重要な位置づけにあるのだと俺は思うし、実際にそうだと思う。

だからこそ俺はトラックの運転手という自分が好きだし、誇りを持って働いている。
1人で働けて、多くの人の役にも立てている。
こんなに良い仕事は無いと俺は思っている。